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でくの舞 絶えた音色再び 旧尾口村出身盛下さん、三味線継承奮闘 

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「太夫の語りに応えたい」白山市の旧尾口村地区に伝わる東二口文弥(ひがしふたくちぶんや)人形浄瑠璃「でくの舞」(国重要無形民俗文化財)。2017年から三味線の奏者がおらず、途絶えていた音色を復活させようと、村出身の盛下龍太さん(32)が奮闘している。

楽譜はなく、歴代の奏者からの口伝えで後世に引き継がれてきた三味線。盛下さんは「迫力あるでくの舞をもう1回見てほしい」と練習に励む。人形浄瑠璃は語り手の「太夫(だゆう)」、人形遣い、三味線の三者が一体となって初めて完全な姿になる。太夫と三味線は舞台で並んで座り、息を合わせて物語を表現する。(中日新聞)

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