Topics

芸歴60年つなぐ長唄、三味線 11月3日に坂井市で記念公演

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

芸歴60年を迎えた長唄、三味線奏者の長沼(芸名・芳村竹世志(たけよし))さん(83)と、長沼さんが芸名を授与した門下生10人による記念公演「江戸の粋(いき)」が11月3日、福井県坂井市の旧森田銀行本店で開かれる。長沼さんは「心を一つに、三国に息づく伝統芸能の魅力を伝えたい」と本番に挑む。

東京生まれの長沼さんは幼少期に三国に疎開。江戸時代に北前船で栄え、遊郭街として名をはせた花街近くに嫁いだ。そこで芸者の三味線の音色に魅せられ、23歳から三味線を習い始めた。1973年には人間国宝の故芳村伊十郎氏から芸名を授かり、江戸小唄家元の市丸にも指導を受けた。(北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ)

関連記事