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三味線や箏の継承ピンチ…文化庁、部活動に貸し出し支援

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三味線や箏ことなど邦楽器の需要が激減し、継承が危ぶまれているのを受け、文化庁が支援に乗り出す。演奏人口を拡大するため、今年度から、高校や大学の部活動に楽器を貸し出すなどの支援を行う。邦楽を保護すべき日本の文化に位置づけ、若い世代の愛好者の裾野を広げることを図る。

文化庁の調べによると、三味線を使う音楽の演奏家の数は1987年に約2万5600人だったが、2020年には約1万2600人に半減している。新たに始める事業は、大会で優れた結果を出したり、定期的な演奏会を続けたりした学校の部活動などの団体を対象とする。希望に応じて楽器の貸し出しや、指導者として演奏家の派遣を行う。(読売新聞)

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