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でくの舞“誇り”継ぐ舞台 三味線伴奏も復活 住民ら保存会、稽古に熱

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白山市で継承されている国重要無形民俗文化財で、「でく」とよばれる人形を操る東二口文弥(ひがしふたくちぶんや)人形浄瑠璃「でくの舞」の定期公演が18日、同市東二口歴史民俗資料館で、コロナ禍の影響で3年ぶりに開催される。6年ぶりに定期公演での三味線の伴奏も復活。地元住民や村出身者でつくる保存会のメンバーらの稽古は、地域の「誇り」の披露に向け大詰めを迎えている。

でくの舞は、三百五十年以上前の江戸時代に、当時の東二口の若者たちが京都で人形浄瑠璃を学び、村に伝えたのが発祥とされる。三味線の伴奏と、太夫の語りに合わせて、喜怒哀楽を情感たっぷりにでくで表現する。(中日新聞)

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