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三味線の音色、自動で五線譜に ピアノ伴奏で「津軽じょんから節」

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三味線の音色を楽譜として自動に記録する装置を開発した八戸工業大大学院(青森県八戸市)の小坂谷寿一教授(音響工学)が2日、研究成果を紹介する特別授業を同大で行った。完成した楽譜を基にしたピアノ伴奏に合わせ、民謡歌手が歌声を披露した。

小坂谷教授が開発した自動採譜装置は、エレクトリック(電子)三味線の音をコンピューターに取り込み、周波数などを解析する。音階や音の長さを判別し、三味線用楽譜と西洋楽器に用いられる五線譜を同時に作成できる。

特別授業は工学部と感性デザイン学部の1、2年生約110人が受講。小坂谷教授の研究に協力している津軽三味線奏者で民謡歌手の松田隆行さん(48)=仙台市=が、楽譜化した「津軽じょんから節」「八戸小唄」の2曲を熱唱した。(河北新報)

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