「あじさい祭」を開催中の下田市下田公園で3日、下田芸者の舞が披露された。港町の伝統文化を盛り上げようと、下田温泉旅館協同組合が初めて企画。同市の置き屋「桝家」の芸者衆が特設ステージで歌舞を演じ、国内最多300万輪のアジサイが花開く祭りに彩りを添えた。

おかみの奈美さんの歌と三味線に合わせ、芸者の渚さんと天花さんが舞台に上がった。「元禄花見踊り」はアジサイを手に演じ、下田に伝わる「柳の雨」とお座敷で広く親しまれている「木やり崩し」を合わせた3曲を披露。磨き抜かれた伝統芸で来園者を楽しませた。(静岡新聞)