和楽器専門店の楽家（らくや）（富山市）が、動画やオンラインレッスンを通じた三味線学習プログラムの提供を始めた。三味線を弾く技術は流派や師弟関係による口伝が主流だが、新型コロナ禍で自宅で過ごす時間が増える中、幅広い年齢層に気軽に学んでもらおうと企画。動画は英語字幕入りで、外国人も楽しめる。

楽家は母親の影響で中学時代から三味線に親しんできた浜谷拓也社長（５０）が二〇一三年に自宅で開業。一七年に会社を設立した。三味線と胡弓（こきゅう）を中心に販売や修理、教室の運営、楽譜や教本の制作、パフォーマンスを行う。段ボール製の簡易型三味線や富山県産のスギを生かした胡弓の開発販売も手掛けている。(中日新聞)