京都市伏見区出身・在住の長唄三味線奏者、杵屋勝七郎(きねやかつしちろう)(61)は今年4月、東京・歌舞伎座で松本白鸚(はくおう)(79)、松本幸四郎(48)親子が演じた「勧進帳」の立(たて)三味線(首席演奏)を担うなど、活躍の場を広げている。
拠点とする京都で「華やかな舞台を届け、コロナ禍の沈滞を打ち破りたい」と、「響(きょう)の宴(うたげ)」と題した催しを10月17日に主催。親交のある落語家の桂米團治(よねだんじ)(62)、幸四郎らも出演し、多彩な趣向で長唄の華麗な響きを届ける。(京都新聞)