伝統芸能に親しんでもらおうと、群馬県藤岡市の長唄演奏家、東音（とうおん）村岡秀行さんと杵屋勝四伸（きねやかつしのぶ）さんは22日、同市の会遊亭で「街角長唄コンサート」を開いた。小学生の三味線演奏もあり、集まった50人が力強い音色を楽しんだ。

村岡さんから指導を受けた市内の中山歩架さん（10）と村岡紅音さん（７）、藤居爽（さわ）さん（８）は「荒城の月」など３曲を披露し＝写真、会場から大きな拍手が送られた。10月に初めて三味線に触れたという３人は「最初は難しかったけど、百点満点の演奏ができた」と笑顔で振り返った。 (上毛新聞)