羽咋市旭町の住民が９月の羽咋神社の秋季祭礼で、地域に残る祇園囃子（ばやし）の巡行を約２０年ぶりに復活させる。

少子高齢化に伴う担い手不足で途絶えていたが、年配の住民から懐かしむ声が上がり、保存会を発足させて準備を進めてきた。住民は本番に向けて練習に打ち込んでおり、伝統芸能の継承へ意気込みを新たにしている。

旭町の祇園囃子は笛や太鼓、三味線の演奏とともに、天狗や獅子が舞う。羽咋神社の秋季祭礼に合わせて町内を巡行していたが、担い手が減って約２０年前から行われていなかった。(北國新聞)