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語りや三味線 大阪で体験教室 義太夫節 ボクも私も

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人形浄瑠璃文楽を客席で鑑賞するだけでなく、語りや三味線の演奏を体験する機会を提供する動きが広がっている。体験することで、芸への理解が深まり、文楽の楽しみ方が広がる。かつて大阪で文楽が栄えた頃は、商家の旦那衆らが義太夫節を稽古し、自らも語る「素人義太夫」が文楽を支えていた。

義太夫節愛好者を増やし、文楽のファン拡大にもつなげる狙いだ。大阪を拠点に活動する女流義太夫の奏者らは昨年に続いて「はじめての義太夫ワークショップ」を、あべのハルカス内のスペース9(大阪市阿倍野区)で開催している(12月15日まで)。

「太夫コース」「三味線コース」をそれぞれ4回開き、連続受講でも、1回だけの参加でもいいという。太夫の竹本住蝶(すみちょう)、竹本雛子、三味線の豊澤住輔(すみすけ)、豊澤雛文(ひなふみ)が講師となり、三味線の構え方や撥(ばち)の持ち方、太夫の発声方法など初歩的なところから教える。(日本経済新聞)

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