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寄席のお囃子さんが表舞台に 古里で上方唄を披露

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日ごろ表舞台に出ることのない寄席のお囃子(はやし)さんが主役となる催しが開かれた。京都府福知山市大江町常津出身で、上方落語のお囃子として活躍する三味線奏者の浅野美希さんが、3月4日に駅前町の市民交流プラザで開催の「落語と上方唄の昼下がり」で伝統の上方唄を披露。ベテラン落語家たちと一緒に、春を呼ぶ舞台にした。

浅野さんは府立医科大学附属病院で看護師をしていたが、邦楽が好きで三味線を習ううちに古典落語と出会い、「おっちょこちょいだけど人のいい、どこか憎めない登場人物たち」に心ひかれて、お囃子さんに転職。2003年から師匠について稽古に励み、今では美希の名前で大阪天満の繁昌亭をはじめ、各地の寄席で舞台を盛り上げている。(両丹日日新聞)

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